今すぐ行うこと
- 問題のドライブの使用を止めます。保存するアプリを閉じ、クラウド同期を一時停止し、何もダウンロードやインストールをしません。
- 費用のかからないコピーを先に探します。ごみ箱、クラウドのごみ箱、バックアップ、以前のバージョンです。
- CHKDSK、デフラグ、フォーマット、Windowsの再インストールはせず、カチカチ鳴るドライブは電源を切ります。
- USBから起動したポータブル版ツールで復元し、結果はすべて別の物理ディスクに保存します。
最初の10分チェックリスト
ドライブをそのままにする
自動保存するアプリを閉じ、OneDrive、Dropbox、Google Driveの同期を一時停止し、そのドライブへのコピーを止めます。外付けドライブやメモリーカードなら、安全に取り外してスキャンの準備ができるまで保管してください。
スキャン不要のコピーを確認する
ごみ箱、クラウドサービスのウェブ上のごみ箱、バックアップ用ドライブ、親フォルダーの以前のバージョンタブを確認します。読み取るだけなので状況を悪くすることはなく、バックアップはどんなスキャンよりも完全です。
問題のドライブに何もインストールしない
復元ソフトでもブラウザーの更新でも、同じドライブにインストールすると空き領域に新しいファイルが書かれます。そこはまさに削除データがある場所です。ダウンロードは別のPCか別のドライブで行ってください。
CHKDSK、デフラグ、フォーマットの案内は断る
Windowsがドライブのスキャンと修復を勧めたり、使う前にフォーマットが必要と表示したりしたら、キャンセルを選びます。修復ツールはファイルシステムの構造を書き換え、フォーマットは新しい構造を作るため、復元に必要な記録が失われることがあります。
異音のするドライブは電源を切る
カチカチ、ガリガリといった音、ビープ音、認識されたり消えたりを繰り返す状態は機械的な故障のサインです。電源を切ったままにしてください。通電のたびに損傷が広がることがあり、代わりのないデータなら専門の復旧業者のほうが安全です。
USBからポータブル版を起動する
別のPCでFileFix UltimateのポータブルZIPをUSBメモリーに展開し、そこから起動して削除ファイルの復元を開きます。スキャンは元のドライブを読み取り専用で開きます。読み取りエラーが出るドライブは、先にドライブイメージを作ってそのイメージをスキャンします。
結果は別の物理ディスクに保存する
保存先には外付けドライブか2台目の内蔵ディスクを選びます。同じドライブに書き戻すと、まだ復元していないファイルを上書きするおそれがあります。
最初の数分がなぜ大切なのか
ファイルを削除すると、ファイルシステムはその領域を空きとし、記録を未使用にするだけです。中身はWindowsがその領域を新しいデータに割り当てるまで残ります。あまり使わない外付けドライブなら何週間も残ることがありますが、忙しいシステムドライブではブラウザーのキャッシュ、更新、一時ファイルが数時間で領域を再利用することもあります。
SSDは事情が違います。多くの内蔵SSDは空いたブロックを知らせるTRIM命令を受け取り、削除後まもなく裏でそのブロックを消去することがあります。そのため内蔵SSDはすぐ動いても復元できないことが多く、TRIMをほとんど使わないUSBメモリーやSDカードのほうが結果はよい傾向にあります。
CHKDSKやデフラグで悪化する理由
CHKDSKは壊れたファイルシステムの整合性を取り戻すための道具で、ファイルを救うものではありません。その過程で壊れた記録を削除し、ファイルを切り詰め、はぐれた断片を意味のない名前でFOUND.000フォルダーに移すことがあります。元のファイル名やフォルダー構成はその記録にしか残っていないことが少なくありません。
デフラグやドライブの最適化は隙間を埋めるためにデータを動かし、削除ファイルが眠る空き領域へ直接書き込みます。Windowsはドライブの最適化を定期的に実行するので、大事な削除データがあるハードディスクなら、復元するまでPCを長時間つけっぱなしにしないほうが安心です。
PCの電源は切るべきか
外付けドライブやカードなら取り外すだけで十分です。システムドライブのC:は判断が難しく、Windowsは動いている間ずっとログ、更新、キャッシュを書き込みます。大切なファイルなら通常どおりシャットダウンし、ディスクを別のPCにつなぐか、救出用USBから起動して、そのディスクのWindowsを起動させないようにしてください。
それほど重要でなくPCを使う必要があるなら、軽い作業にとどめて大きなダウンロードを避け、できるだけ早くUSBから復元を始めましょう。ファイルが戻ることを期待して再起動を繰り返すのはやめてください。起動のたびにディスクに書き込みが増えるだけです。
慎重に始めても復元できない場合
- 気づく前にすでに上書きされたデータは、どのソフトでも復元できません。
- TRIMが有効な内蔵SSDは、対応する前に削除ブロックを消去していることがあります。
- クイックではない通常のフォーマットは、Windows 10・11ではボリューム全体をゼロで上書きします。
- 機械的に壊れたドライブは復旧業者が必要です。ソフトウェアでヘッドやモーターは直せません。
最初の手順でFileFix Ultimateが役立つ点
- ポータブル版ZIPはインストール不要でUSBメモリーから動くため、問題のドライブに新しいファイルが書かれません。
- スキャンは読み取り専用で、同じボリュームへの保存はブロックされます。同じディスクの別パーティションは明示的な確認が必要です。
- ディスクの状態とツールでS.M.A.R.T.の指標をわかりやすく表示し、不良セクターを飛ばして後から再開できるドライブイメージを作れます。
- 個人利用は無料で、復元量の制限、アカウント、アップロードはなく、すぐに始められます。
FileFix Ultimate は個人利用なら無料で、オフラインで動作し、復元元のドライブには書き込みません。業務利用にはPC 1台ごとに1年間のライセンスが必要です。実行前に署名を確認してください。
よく寄せられる質問
どうするか考えている間、ネットを見てもいいですか?
ファイルを失ったドライブ上では控えたほうが安全です。ブラウザーは常にキャッシュを書き込み、システムドライブなら空き領域に書かれます。調べものはスマートフォンや別のPCで行ってください。
フォーマットする必要がありますと表示されました。従うべきですか?
いいえ、キャンセルしてください。多くの場合ファイルシステムが読めないだけで、データはまだ残っています。先にスキャンして必要なファイルを別の場所に保存し、フォーマットはそのあとにします。
別のUSBポートやケーブルを試すのは危険ですか?
静かなまま認識されないだけのドライブなら、ケーブルやポートを替えるのは低リスクで、それで解決することもよくあります。カチカチ鳴る場合は抜き差しをやめて電源を切ったままにしてください。
復元はどれくらい急いで始めるべきですか?
安全に始められる状態になり次第でかまいません。数分の差より慎重な準備のほうが大切です。書き込みのないドライブは、USBメモリーと保存先ディスクを用意する間に悪化することはありません。