今すぐ行うこと
- BitLocker 回復画面に出るキー ID を控え、保存されたキーと照らし合わせます。
- PC で使っていた Microsoft アカウントで aka.ms/myrecoverykey にサインインし、同じ ID のキーを探します。
- 会社や学校の PC なら IT 部門に問い合わせます。組織のディレクトリに保存されていることが多いです。
- 印刷物、USB メモリー、名前が BitLocker Recovery Key で始まるファイルを確認します。
確認する場所と順番
キー ID を控える
青い BitLocker 回復画面や Windows のロック解除画面には、英数字のキー ID が表示されるのが普通です。少なくとも先頭 8 文字を控えます。保存された回復キーはすべて ID 付きなので、複数のキーをこれで見分けます。
Microsoft アカウントを確認
別の端末で aka.ms/myrecoverykey にサインインすると、Microsoft アカウントの回復キーのページが開きます。暗号化された PC で使っていたのと同じアカウントを使ってください。多くの Windows 11 ノートでは、Microsoft アカウントでサインインするとデバイスの暗号化がキーを自動でそこに保存します。
職場や学校のアカウントを確認
PC が組織に参加していた場合、キーは Microsoft Entra ID や社内の Active Directory などのディレクトリに保存されていることが多いです。利用者がアカウントのポータルで自分の端末のキーを見られる組織もあり、そうでなければ IT 部門が調べてくれます。
印刷物とファイルを探す
BitLocker を有効にするとき、Windows はキーの印刷やファイルへの保存を勧めます。USB メモリー、別のドライブ、クラウドのフォルダーで、名前が BitLocker Recovery Key で始まるテキストファイルを探し、大事な書類の保管場所も確かめます。
開ける PC からバックアップ
暗号化ドライブがまだどこかの PC で開けるなら、その PC で管理者のコマンドプロンプトを開き、manage-bde -protectors -get の後にドライブ文字(例 C:)を付けて実行します。表示される数字パスワードが回復キーです。暗号化ドライブ以外の場所に控えを保存します。
FileFix Ultimate にキーを入力
キーが見つかったら、削除ファイルの復元でドライブを選びます。BitLocker でロックされたドライブの表示で 48 桁の回復キーを入力してロック解除を押し、解除されたドライブをスキャンして別のディスクに保存します。
48 桁の数字の正体
Windows が数字パスワードと呼ぶ回復キーは、6 桁ずつ 8 つのグループをハイフンでつないで書かれます。同じボリュームを開く方法の一つで、システムドライブは起動時に TPM チップが自動で開き、外付けドライブはパスワードで開き、回復キーはそれらが使えないときの予備です。ボリュームごとにキーは別なので、暗号化ドライブが 2 台ある PC にはキーも 2 つあります。
各グループには内部の検査規則があり、1 つのグループの打ち間違いは Windows が試す前にたいてい見つかります。FileFix Ultimate も同じ確認をして、見直すべきグループを示します。保存されたとおりに数字を入力してください。英字を含む 8 文字のキー ID や PIN は回復キーではありません。
回復画面が出る理由
BitLocker は、起動時に確かめている項目が変わると回復キーを求めます。ファームウェアや BIOS の更新、セキュアブートの設定変更、ディスクを別の PC へ移した、マザーボードの交換、TPM のクリアなどがよくある原因です。データ自体はたいてい無事で、自動ロック解除の条件が合わなくなっただけです。
そのため、この画面で Windows を再インストールしたりフォーマットしたりしてはいけません。キーが不要になるのではなく、暗号化ボリュームが新しいものに置き換わり、元のファイルは二度と戻らなくなります。
失ったキーを誰も作り直せない理由
BitLocker は強力な暗号を使い、回復キーは PC 上でランダムに作られます。アカウントやディレクトリに保存されていなければ、ほかに控えはありません。Microsoft のサポートも修理店も、FileFix Ultimate を含む復元ソフトも、キーを計算したり回避したりはできません。BitLocker を解除できるという話には十分注意してください。
本当にキーを失った場合、ドライブはフォーマットすれば再利用できますが、暗号化されたデータは失われます。防ぐなら今がいちばんです。正常に開ける PC で、キーをアカウント、印刷物、別のドライブのファイルに控えておきましょう。
キーがあっても役に立たない場合
- 回復キーやパスワードの控えがどこにもなければ、どのツールでもデータは復号できません。
- 別のドライブのキーや、同じドライブを以前に暗号化したときのキーでは、今のボリュームは開きません。
- フォーマットや Windows の再インストールをした後は、正しいキーでも元のファイルに届かない場合があります。
- カチカチ音がするなどの物理的な故障は、キーがあっても専門の復旧業者が必要です。
キーが見つかった後に FileFix Ultimate でできること
- 無意味なスキャンの代わりに、BitLocker でロックされたドライブの表示とロック解除の入力欄を出します。
- 48 桁の形式を確認し、打ち間違えた 6 桁のグループを示します。
- ドライブを変更せずにロックを解除し、完全オフラインで動くため、キーがどこかへ送られることはありません。
- 破損したボリュームは repair-bde で別のドライブにイメージとして復号し、読み取り専用でスキャンできます。
FileFix Ultimate は個人利用なら無料で、オフラインで動作し、復元元のドライブには書き込みません。業務利用にはPC 1台ごとに1年間のライセンスが必要です。実行前に署名を確認してください。
よく寄せられる質問
回復キーは Microsoft アカウントのパスワードや PIN と同じですか?
違います。回復キーはドライブを暗号化したときに別に作られた 48 桁の数字で、アカウントのパスワードや Windows Hello の PIN では代わりになりません。
Microsoft アカウントにキーが複数あります。どれが正しいですか?
BitLocker の画面のキー ID と、各キーの横にある ID を比べます。ID が一致するものが正しいキーで、デバイス名や日付も参考になります。
Microsoft のサポートに BitLocker のキーを教えてもらえますか?
Microsoft アカウントに保存されている場合だけで、そのときは回復キーのページで自分で確認できます。保存されていないキーをサポートが作り直すことはできません。