今すぐ行うこと
- ディスクを元に戻す変換、初期化、新しいパーティションの作成はしないでください。
- ディスクの管理で、パーティションが消えているのか、RAW なのか、ドライブ文字がないだけなのかを確認します。
- 物理ディスク全体から失われたパーティションを探し、ファイルは別のディスクに保存します。
手順
変換をやめる
元に戻そうと再変換すると、さらに別のパーティション表が書かれます。しかも Windows 標準の機能は空のディスクしか変換できないため、またボリュームを削除することになります。ディスクは今の状態のままにしてください。
ディスクの管理の表示を確認する
パーティションが正しいサイズとファイルシステムで表示されているのにドライブ文字だけがない場合は、右クリックしてドライブ文字とパスの変更を選びます。文字を割り当てるだけで、パーティションの中には書き込みません。未割り当てや RAW なら次の手順へ進みます。
mbr2gpt の後に起動しなくなった場合
GPT に変換したシステムディスクは UEFI での起動が必要です。多くは BIOS 設定で Legacy または CSM を UEFI に切り替えます。データは通常無事なので、起動の問題を直すために Windows を再インストールしないでください。
別のドライブから FileFix Ultimate を起動する
USB メモリのポータブル版、Windows が起動しない場合は救出用 USB を使い、管理者として実行します。削除ファイルの復元で、変換したディスクを物理ディスク全体として選びます。
見つかったパーティションを確認する
アプリは現在の MBR または GPT を読み、ブートセクターと NTFS のバックアップブートセクターを使って、表にないパーティションをディスクから探します。候補のサイズとファイルシステムを以前の構成と比べ、一致するものでバランス スキャンを実行してください。
別のディスクへファイルをコピーする
別の物理ディスクに保存します。ファイルが安全になってから、パーティションツールで構成を作り直すか、ディスクを新しく設定してください。
変換後にファイルが消えたように見える理由
よくある経緯は三つです。ディスクの管理と diskpart はボリュームのないディスクしか変換できないため、すべてのボリュームを削除するまでメニューが灰色のままです。解説記事に従ってボリュームを削除し、変換してから何を失ったかに気づく人が少なくありません。この場合の原因は変換ではなく削除したボリュームで、多くは失われたパーティションとして取り戻せます。
二つ目は、Windows のシステムディスクをその場で変換する mbr2gpt です。先にディスクを検証し、検証に失敗すれば何も変更しません。成功すればデータは残りますが、ファームウェアを UEFI に切り替えるまで起動しないことがあり、データが消えたように見えます。三つ目は停電などで中断した他社製の変換ツールで、実際のパーティションと合わない表が残ります。
壊れて見えても実は壊れていないディスク
512 バイトセクターのディスクでは、MBR の表が扱えるのは約 2TB までです。それより大きなディスクでは超えた部分が未割り当てに見え、それを直そうとした変換が失敗のきっかけになりがちです。
一部の USB ケースはディスクを 4096 バイトセクターとして見せます。ディスクを取り出して直接つなぐと、パーティション表が間違った場所を指すように見え、空や RAW に見えます。ディスクを暗号化するケースもあります。どちらの場合も、変換やスキャンの前に元のケースへ戻してください。
変換で実際に書き込まれる場所
GPT への変換では、ディスク先頭に保護 MBR と GPT ヘッダー・パーティション項目が、最後のセクター群に予備のコピーが書かれます。MBR への変換ではセクター 0 に新しい MBR が書かれます。どれも小さな領域なので、通常の 1MB 位置から始まるパーティションはブートセクターとファイルを保ちます。その後フォーマットやインストールをしていなければ、ディスクの検索がたいてい有効なのはこのためです。
復元できない場合
- ボリュームを削除して変換した後、新しいパーティションを作ってフォーマットし、ファイルをコピーした場合。
- 変換したディスクに Windows をインストールし、広い範囲が上書きされた場合。
- SSD で、ボリュームを削除した時に TRIM が領域を消去した場合。
- USB ケースが暗号化したディスクを、ケースなしでつないでいる場合。
- パーティションが ReFS や APFS だった場合。これらは解析対象外です。
FileFix Ultimate でできること
- MBR と GPT のどちらの構成も読み、現在の表にないパーティションを物理ディスクから探します。
- NTFS・FAT32・exFAT・ext4・HFS+ のパーティションを認識し、NTFS のバックアップブートセクターでパーティションの終わりを確かめます。
- パーティション表やブートセクターを書き込まないため、失敗した変換を悪化させません。
- 変換後に起動しなくなった PC からも、救出用 USB でファイルを取り出せます。
- 個人利用は無料で復元量の制限がなく、何もアップロードしません。
FileFix Ultimate は個人利用なら無料で、オフラインで動作し、復元元のドライブには書き込みません。業務利用にはPC 1台ごとに1年間のライセンスが必要です。実行前に署名を確認してください。
よく寄せられる質問
MBR を GPT に変換するとデータは消えますか?
mbr2gpt や多くの他社製ツールは、データを消さずに変換するよう作られています。ディスクの管理と diskpart の変換は空のディスクでしか動かないため、データが失われる原因はその前のボリューム削除です。
パーティションを戻すには MBR に戻すべきですか?
いいえ。戻す変換は別のパーティション表を書き込み、Windows はまたボリュームの削除を求めます。先にファイルを復元し、必要ならその後で以前の構成を作り直してください。
mbr2gpt が検証エラーで失敗しました。ディスクは壊れましたか?
たいていは大丈夫です。検証に失敗すると、mbr2gpt は何も書き込む前に止まります。パーティションが多すぎる、EFI システムパーティションを置く空きがない、といった理由がよくあります。データはコマンドを実行する前のままのはずです。
パーティションは戻ったのに RAW と表示されます。どうすればいいですか?
パーティションの項目はあるのに、ファイルシステムが読めない状態です。Windows にフォーマットを求められても実行しないでください。削除ファイルの復元でスキャンすれば、壊れた NTFS・FAT32・exFAT の構造を読んだり、シグネチャでファイルを見つけたりできます。