今すぐ行うこと
- ごみ箱と、音楽を入手したストアやクラウドサービスを確認します。
- そのドライブにしかなかったファイルなら、新しいファイルのコピーをやめて音声ファイルをスキャンします。
- 結果は別のディスクに保存し、音飛びや再生できないMP3・WAVは修復します。
手順
ごみ箱を確認する
ごみ箱を開いて削除した日時で並べ替え、フォルダーや曲を探します。削除したフォルダーは一つの項目として表示されるので、元に戻すと中身がフォルダー構成ごとすべて戻ります。
音楽アカウントを確認する
オンラインストアで購入した音楽は、たいていアカウントから再ダウンロードできます。クラウドフォルダーに同期した曲は、そのサービスのオンラインのごみ箱にあるかもしれません。ストリーミングアプリのオフライン保存はアプリに結び付いているため、ファイルを復元しようとするよりアプリ内で再ダウンロードしてください。
ドライブへのコピーを止める
音楽コレクションは容量が大きく、アルバムを一枚コピーし直すだけでも削除した曲が上書きされることがあります。そのドライブには何も保存せず、USBメモリやSDカードならスキャンするまでプレーヤーやスマホから外しておきます。
削除ファイルの復元でスキャンする
FileFix Ultimateで削除ファイルの復元を開き、ドライブを選んでスキャンを開始します。結果をMP3、WAV、FLAC、OGG、M4Aなどの音声形式で絞り込みます。フォルダー名が残っていれば、それで検索するとアルバム全体を一度に見つけられます。
結果を確認して保存する
名前とフォルダーが残っている結果と、検証済みの結果を優先します。必要なものを選んで別の物理ディスクに保存し、何曲かを最初と最後まで再生してそろっているか確認します。
音飛びする曲を修復する
MP3が音飛びする、途中で止まる、長さの表示がおかしい場合は、破損ファイルの修復を開いて新しいコピーとして修復します。壊れたフレームを取り除き、ID3とXingの情報を正します。再生できないWAVはヘッダーとサイズの値を直します。
名前・フォルダーとタグは保存場所が違う
ファイル名やアルバムのフォルダー構成は、音声ファイルの中ではなくファイルシステムに保存されています。ファイルの記録が残っていれば、スキャンはそれをそのまま取り戻します。記録が消えていてもシグネチャ検索で音声データは見つかりますが、曲には汎用の名前が付き、フォルダーの外に置かれます。
アーティスト、アルバム、曲名といったタグは事情が異なり、ファイルの中に保存されています。MP3は先頭にID3タグを持つことが多いため、シグネチャで見つかった曲でも先頭が無事なら、音楽プレーヤーでアーティストや曲名が表示されることがあります。ただし当てにはしないでください。古いID3v1タグは末尾にあるため、途中で切れた曲では失われます。
復元した曲が短い・音飛びする理由
MP3ファイルは小さなフレームが長く連なった構造です。その一部が欠けたり上書きされたりすると、プレーヤーがその箇所で止まったり、飛ばしたり、おかしな再生時間を表示したりします。壊れたフレームを取り除けば残りはたいてい再生できますが、欠けた部分を作り直すことはできません。
ロスレス形式は振る舞いが異なります。末尾が欠けたFLACやWAVは損傷箇所まで再生できることがありますが、ヘッダーが壊れるとまったく開けないこともあります。WAVの修復ではヘッダーとサイズを直せますが、FLAC、OGG、M4Aは見つけて復元するだけで修復はしないため、壊れていれば別のコピーが必要です。
メモリーカード、プレーヤー、スマホの場合
SDカードやUSBメモリの音楽は、たいていよく復元できます。TRIMがなく、新しいファイルを入れるまで削除ファイルが残るからです。カードリーダーで接続し、直接スキャンしてください。
スマホの内部ストレージは事情が違います。最近のスマホは内部ストレージを暗号化しており、Windowsでは通常のドライブとして見えないことがほとんどなので、PCのスキャンでは削除ファイルを読み取れません。代わりにスマホ自体のごみ箱やクラウドのバックアップを確認してください。
復元できない場合
- 音楽がTRIM有効のSSDにあり、削除後すぐに領域が消去された。
- その後同じドライブに多くの新しいファイルをコピーし、曲が上書きされた。
- ストリーミングアプリの保護された保存ファイルで、そのアプリ内でしか再生できない。
- スマホの暗号化された内部ストレージにあった音楽で、PCのスキャンでは読み取れない。
FileFix Ultimateでできること
- NTFS、FAT32、exFATの記録から、削除した曲を元の名前とアルバムフォルダーで復元します。
- 記録がなければシグネチャでMP3、WAV、FLAC、OGG、M4Aを探します。
- 壊れたフレームのあるMP3やヘッダーが誤ったWAVを、新しいコピーとして修復します。
- 保存する曲数に制限がなく個人利用は無料で、読み取り専用、完全にオフラインで動作します。
FileFix Ultimate は個人利用なら無料で、オフラインで動作し、復元元のドライブには書き込みません。業務利用にはPC 1台ごとに1年間のライセンスが必要です。実行前に署名を確認してください。
よく寄せられる質問
削除した音楽フォルダーを構成ごと取り戻せますか?
ファイルの記録が残っていれば可能です。フォルダー構成はその記録から得られるためです。結果の中でフォルダー名を検索し、中身ごと保存してください。
復元した曲の名前が曲名ではなく番号になっています。
シグネチャで見つかった曲なので、名前が一緒に保存されていませんでした。中のタグが残っていれば音楽プレーヤーでアーティストや曲名が表示され、名前を付け直す手がかりになります。
復元したMP3が途中で止まります。
ファイルの一部が欠けているか上書きされています。MP3の修復で壊れたフレームを取り除けば残っている部分の最後まで再生できますが、欠けた区間は戻りません。
古いMP3プレーヤーから音楽を復元できますか?
Windowsでプレーヤーが通常のドライブ文字として表示されるなら、たいていUSBメモリと同じようにスキャンできます。メディアデバイスとしてしか接続できないプレーヤーは、復元ソフトからそのようにアクセスできません。
FLACはMP3より復元しにくいですか?
原理的にはそうではなく、どちらもシグネチャで認識されます。ただしFLACはサイズが大きいぶん断片化している可能性が高く、部分復元になることがあります。