今すぐ行うこと
- 復元用フォルダーを安全な場所にコピーするまで、PhotoshopやIllustratorを再起動しないでください。
- FileFix Ultimateの未保存ファイル検索でAdobeのAutoRecover・DataRecoveryのコピーを一覧にし、別のディスクにコピーします。
- アプリを再起動し、復元された文書が開いたらすぐに「別名で保存」で新しい名前を付けて保存します。
- 復元用コピーがない場合は、クラウドドキュメントのバージョン履歴と以前のバージョンを確認し、削除されたPSD・PSBファイルをスキャンします。
手順
アプリはいったん閉じたままにする
強制終了の後、PhotoshopとIllustratorは通常、次回起動時に復元された文書を開き直します。しかしその途中で再び落ちたり、開き直した文書を保存せずに閉じたりすると、復元用ファイルが削除されることがあります。やり直しがきくよう、先にコピーしておきます。
未保存ファイル検索を実行する
FileFix Ultimateを開き、ホーム画面の最初の項目「プログラムが落ちて保存できなかったファイルを探す」を選びます。PhotoshopのAutoRecoverやIllustratorのDataRecoveryを含むプロファイル内のAdobeフォルダーと、一時・バックアップの場所を読み取ります。
復元用ファイルを別のディスクへコピーする
PhotoshopまたはIllustratorの項目を選び、更新日時で並べ替えて、最新のものをUSBメモリーや別のドライブにコピーします。元のファイルは読み取るだけで、移動も変更もしません。
アプリを再起動してすぐ保存する
PhotoshopまたはIllustratorを起動します。タイトルに「復元」の表示が付いた文書が開いたら、すぐに「ファイル」の「別名で保存」で通常のフォルダーに新しい名前で保存します。開かない場合は、USBにコピーしたファイルを「ファイル」の「開く」で開き、PSDやAIとして保存します。
バージョン履歴とクラウドのコピーを確認する
クラウドドキュメントで作業していた場合は、アプリ内またはCreative CloudのWebサイトでバージョン履歴を探します。以前にPCへ保存したファイルなら、フォルダーを右クリックして「プロパティ」の「以前のバージョン」タブを確認します。
削除されたPSD・PSBファイルをスキャンする
復元用コピーがまったくない場合は、「削除ファイルの復元」でプロファイルのあるドライブをスキャンし、PSDとPSBで絞り込みます。シグネチャーで見つかったファイルには元の名前がないため、サイズ・日付・プレビューで目的のファイルを探します。
PhotoshopとIllustratorが復元用データを置く場所
Photoshopは、AppDataのRoamingにあるAdobeフォルダーの中、たとえばAdobe Photoshop 2024のようにバージョン名が付いた設定フォルダー内のAutoRecoverフォルダーに復元用コピーを書き込みます。小さな文書でもPSB形式で保存されることが多く、名前は元の文書名に近いものになります。Illustratorは自分の設定フォルダーのさらに数階層下にあるDataRecoveryフォルダーを使い、その位置はバージョンによって異なります。
これらのフォルダーは隠し属性で、パスもバージョンごとに変わります。未保存ファイル検索はAdobeフォルダーをたどり、AutoRecoverやDataRecovery内のものを、どのアプリのものかを添えて一覧にします。
先に再起動すると復元用コピーを失うことがある理由
復元用データはもともと一時的なものです。文書を通常どおり保存したり、意図して閉じたりすると、アプリは復元用コピーを削除します。大きな復元ファイルを開く途中で再び落ちたり、復元された文書をうっかり閉じたりすると、唯一のコピーが消えてしまうことがあります。先にフォルダーをコピーするのは1分ほどで済み、このPCで何度も落ちる場合には別のPCで開くこともできます。
仮想記憶ディスクの一時ファイルはバックアップではありません
Photoshopは仮想記憶ディスクに、Photoshop Tempの後に数字が続く大きな一時ファイルも作ります。これはその作業中のメモリー内容であり、開ける文書ではありません。FileFix Ultimateはこの一時ファイルを画像に変換しようとはしません。
今後に備えて、各アプリの環境設定の「ファイル管理」で復帰情報の自動保存がオンになっているか、間隔が5分や10分のように短く設定されているかを確認してください。項目名はバージョンによって少し異なります。
復元できない場合
- 復帰情報の自動保存がオフだった場合や、最初の自動保存より前に落ちた場合は、見つけるべきコピーがありません。
- 通常の終了時に「保存しない」を選んだ場合、復元用ファイルはたいてい削除されています。残る手段は削除ファイルのスキャンだけで、TRIMが有効なSSDでは何も見つからないことが多いです。
- 落ちた瞬間に書きかけだった復元用ファイルは、レイヤーが欠けて開いたり、開かなかったりすることがあります。
FileFix Ultimateでできること
- PhotoshopのAutoRecoverとIllustratorのDataRecoveryのコピーを、Officeやメモ帳など他の自動保存先と合わせて読み取り専用で一度に探します。
- 選んだファイルを、元のファイルを変えずに別のディスクへコピーします。
- 復元用コピーが残っていない場合は、空き領域からPSD・PSBファイルをシグネチャーで探します。
- 個人利用は無料で復元量の制限がなく、オフラインで動作し、ファイルをどこにもアップロードしません。
FileFix Ultimate は個人利用なら無料で、オフラインで動作し、復元元のドライブには書き込みません。業務利用にはPC 1台ごとに1年間のライセンスが必要です。実行前に署名を確認してください。
よく寄せられる質問
PhotoshopのAutoRecoverフォルダーにある.psbファイルは何ですか?
Photoshopが作った文書の復元用コピーです。PSBは大きなドキュメント形式で、サイズ制限にかからないよう復元用データにこの形式が使われます。Photoshopで開き、通常のPSDとして保存してください。
Illustratorが落ちた後、復元するか聞いてきませんでした。もう消えていますか?
そうとは限りません。Illustratorを何度も起動し直す前に、未保存ファイル検索でDataRecoveryフォルダーを確認してください。環境設定の「ファイル管理」で復帰データのオプションが有効だったかも確認しましょう。
Photoshopの自動保存はどうやって有効にしますか?
最近のバージョンでは、たいてい環境設定の「ファイル管理」に、数分ごとに復帰情報を自動保存するオプションがあります。間隔を短めにし、システムドライブに復元用コピーのための空き容量を残しておきましょう。
わざと保存せずに閉じたPhotoshopファイルも取り戻せますか?
通常どおり閉じるとPhotoshopが復元用コピーを削除するため、たいていは削除ファイルのスキャンだけが頼りです。SSDよりもHDDのほうが結果は良く、元の名前なしで戻ることがあります。