今すぐ行うこと
- まずそのソフトをもう一度起動します。多くのソフトは回復画面を出すか、未保存のタブを自動で戻します。
- 何も出なければ、どのフォルダーかを推測せず、自動保存・バックアップ・一時フォルダーをまとめて検索します。
- 見つかったコピーはすぐ別のフォルダーへコピーします。ソフトは自分の都合でこれらを削除するからです。
- ソフトがコピーを一度も書き込んでいなければ見つかるものはなく、削除ファイルのスキャンかバックアップだけが頼りです。
手順
ソフトを一度だけ起動し直す
作業を失ったソフトを起動して少し待ちます。Word・Excel・PowerPoint はドキュメントの回復ウィンドウを表示し、Windows 11 のメモ帳と Notepad++ は未保存のタブを開き直し、VS Code は Untitled のエディターを復元します。見つかったらすぐ別名で保存してください。
クリーンアップ系の操作を控える
ディスククリーンアップ、ストレージセンサー、CCleaner などは実行せず、ソフトの再インストールやリセットもしないでください。一時ファイルや自動保存のコピーを消すのはまさにこうした操作です。
未保存ファイルの検索を開く
FileFix Ultimate のホーム画面で、プログラムが落ちて保存できなかったファイルを探すを開き、未保存ファイルを探すをクリックします。ユーザーフォルダーを読み取るだけで、何も変更しません。
プログラムと種類で絞り込む
結果はプログラムごとにまとめて表示されます。プログラムと種類(未保存の文書、自動保存、バックアップ、一時ファイル)で絞り込み、更新日時で並べて、作業を失った時刻前後に書かれたものを確認します。
コピー前にプレビューする
テキスト・画像・文書はプレビューで中身を確認できます。提案される名前は接頭辞や一時的な拡張子を整理したもので、中身が Word 文書の ~WRL0001.tmp は .docx として提案されます。
選択した項目を安全な場所へコピー
項目にチェックを入れて選択した項目をコピーをクリックします。検索対象ではないフォルダー、できれば別のドライブを選びます。元のファイルはそのまま残り、開けない Office のコピーは同じ手順で修復もできます。
ソフトごとに探すより一度に探すほうがよい理由
復元用のコピーを置く場所はソフトによってばらばらです。Office は UnsavedFiles や AutoRecover フォルダーと .asd、.wbk、.xar、~WRL*.tmp などを使い、ハングルは .asv や .bak、メモ帳はタブの状態ファイル、Notepad++ と VS Code は独自のバックアップフォルダー、Adobe 製品は AutoRecover や DataRecovery フォルダーを使います。多くは隠しフォルダーの AppData 内にあり、正確なパスはバージョンで変わることがあります。
一つずつ探すと時間がかかり、これらのコピーは長くは残らないため時間は大切です。まとめて検索すれば、意味のない名前の一時ファイルとして残った文書や、最近開いたのに今は消えたファイルなど、思いつかない場合も拾えます。
復元用コピーが存在しないのはどんなときか
復元用コピーは、ソフトが閉じる前にディスクへ書き込んだ場合にだけ存在します。自動保存はふつう数分おきなので、落ちる 30 秒前に書き始めた文書は一度も保存されていないかもしれません。従来のメモ帳や簡単なエディターのように、未保存の内容をメモリーにしか持たないソフトもあり、その場合はどのツールでも見つけられません。
保存しないを選んだ場合も事情が違います。多くのソフトは変更を破棄すると自動保存のコピーを削除します。削除されたコピーは C ドライブの削除ファイルスキャンで見つかることもありますが、TRIM が有効な SSD ではたいていすぐに消去されます。
最後のコピーを失うよくある失敗
一時ファイルをその場で開いてソフトに上書き保存させる、空き容量のためにクリーンアップを実行する、ファイルが戻ることを期待して何度も再起動する、不具合を直そうとソフトを入れ直す。これらが最後のコピーを失う典型です。まずコピーし、試すのはコピーのほうで行ってください。
復元できない場合
- 自動保存がオフだった、または作業が数秒だったため、ソフトがコピーを一度も書き込まなかった場合。
- 保存しないを選んでソフトがコピーを削除し、その領域が上書きされたか SSD の TRIM で消去された場合。
- クリーンアップ、ストレージセンサー、ソフトのリセットや再インストールでコピーがすでに消えた場合。
- 作業がネットワークやクラウドにだけ保存され、ソフトがローカルにコピーを置かなかった場合。
FileFix Ultimate でできること
- Office、ハングル、Windows 11 のメモ帳、Notepad++、VS Code、Adobe、AutoCAD、ブラウザーのダウンロード、一時フォルダーを一度に検索します。
- ファイルは読み取るだけで、見つけたコピーを移動・削除・変更しません。
- 中身から本当のファイル形式を判定し、一時ファイルにも使える拡張子と名前を提案します。
- 選んだ項目を指定フォルダーへコピーし、開けない Office のコピーは修復もできます。
- 最近使った項目にあるのに実体が消えたファイルを示し、削除ファイルのスキャンを始められます。完全オフラインで、個人利用は無料です。
FileFix Ultimate は個人利用なら無料で、オフラインで動作し、復元元のドライブには書き込みません。業務利用にはPC 1台ごとに1年間のライセンスが必要です。実行前に署名を確認してください。
よく寄せられる質問
Windows が未保存ファイルをまとめて置く場所はありますか?
ありません。Windows 自体は未保存の作業を保管しません。コピーを書くかどうか、どこに書くかはソフトごとに決まるため、既知の場所をまとめて検索するほうが早く確実です。
自動保存のコピーはどれくらい残りますか?
ソフトによります。正常に保存や終了をするとすぐ消すものもあれば、数日残すものもあります。見つけたコピーは一時的なものと考え、すぐにコピーしてください。
検索で何も見つからないのはどういう意味ですか?
ユーザーフォルダーに復元用コピーが残っていないということです。一度保存してから消したファイルなら、そのドライブで削除ファイルの復元を試してください。一度も保存せずメモリーだけにあった場合は復元できません。
別のアカウントや古い Windows も検索しますか?
読み取れるユーザーフォルダーを検索し、アップグレード後に Windows.old に残ったユーザーフォルダーも確認します。権限がなく読めないフォルダーは、読み取れなかった場所として表示されます。