今すぐ行うこと
- どのプレーヤーでも音飛びするか確認します。特定の機器だけなら、ファイルは問題ない可能性が高いです。
- ファイルをコピーし、コピーを破損ファイルの修復で開いてフレームとヘッダーを検査します。
- 修復を実行すると、読めないデータやゼロで埋まった区間を取り除き、途切れた最後のフレームを削り、ID3とXingヘッダーを補正します。
- 新しいコピーを聴いて確認します。元のファイルは変わりません。
手順
プレーヤーの問題か確かめる
パソコンで、WindowsのメディアプレーヤーとVLCのように異なる二つのプレーヤーで再生します。スマートフォン、カーオーディオ、Bluetoothスピーカーだけで音飛びするなら、ファイルより機器や接続が原因の可能性が高いです。
コピーで作業する
MP3を別のディスクの作業フォルダーにコピーします。復元スキャンで取り戻したファイルなら、結果を比べられるよう復元した元ファイルはそのまま残します。
ファイルを検査する
FileFix Ultimate を開き、破損ファイルの修復でコピーを選びます。検査はすべてのフレームヘッダーをたどり、フレーム間の読めないデータやゼロの区間、途切れた最後のフレーム、宣言サイズが合わないID3v2タグ、実際のフレーム数と食い違うXingまたはInfoヘッダーを報告します。
修復を実行する
修復を始めます。アプリは正しく復号できるフレームをすべて残し、その間の有効な音声でないバイトを捨て、短く切れた最後のフレームを削除し、タグのサイズとXing・Infoの情報を補正します。結果はコピーの隣に新しいMP3として保存されます。
聴いて比べる
修復したファイルを最初から最後まで聴き、プレーヤーに表示される長さを確認します。壊れたデータを取り除いた所では、途切れの代わりに短い飛びが聞こえることがあります。曲名、アーティスト、ジャケット画像が残っているかも確認してください。
MP3の仕組みと壊れる場所
MP3ファイルは通常、曲名やアーティスト、多くの場合ジャケット画像を含み、自分のサイズを示すID3v2タグで始まります。その後に何千もの音声フレームが続きます。各フレームはビットレートとサンプリング周波数を示す短いヘッダーで始まるため、プレーヤーはちょうどその分だけ進んで次のフレームを見つけます。多くのファイルは先頭にXingまたはInfoフレームも持ち、総フレーム数、ファイル長、シーク用の表をプレーヤーに伝えます。
音飛びは、プレーヤーが有効なフレームではないバイトに着地したときに起こります。そこで次のフレームヘッダーを前方へ探すため、飛び、つっかえ、ノイズとして聞こえます。壊れたドライブから復元したファイルや途中で止まったダウンロードによくあるゼロの区間も同じ結果になります。ID3v2のサイズが誤っていると、プレーヤーがジャケット画像の途中から読み始め、ファイルがまったく開かないことがあります。
長さがおかしく、シーク位置がずれる理由
可変ビットレートのMP3は、正しい再生時間を表示するためにXingまたはInfoフレームに頼っています。ファイルを切ったりつないだり、一部だけ復元したりすると、そのヘッダーは古いファイルの内容を示したままになります。すると3分の曲が40分と表示されたり、スライダーを動かすと違う場所へ飛んだりします。ヘッダーのフレーム数とサイズを直せば表示が正しくなり、シークもずっと正確になります。
途切れた最後のフレームは別の問題です。無視するプレーヤーもあれば、エラーで止まったり最後にプツッという音を出したりするプレーヤーもあります。その不完全なフレームを削っても失うのは一瞬だけです。
修復しても消えない音飛び
音飛びが音声そのものに録音されている場合、ファイルの構造は正常で直すものがありません。傷のあるCDからのリッピング、接続の悪い状態で録音したストリーム、ノイズの目立つ低ビットレートのエンコードなどです。また修復は失われた音を作り出せません。ゼロの区間を取り除くと、音楽はその瞬間をつっかえながら通る代わりに飛び越えます。
修復できない場合
- 傷のあるCDのリッピングなど、音声に録音された音飛びは構造の破損ではありません。
- 上書きされた音やゼロで消えた音は作り直せず、修復したファイルではその部分が飛びます。
- 拡張子だけ.mp3にしたM4A、AAC、WMAなど、MPEGオーディオでないファイルはこのツールでは修復しません。
- ファイルの大半が読めない場合、使える音声がほとんど残らないことがあります。
FileFix Ultimate でできること
- MP3のすべてのフレームヘッダーを検査し、構造がどこで壊れているかをわかりやすく説明します。
- フレーム間のゴミやゼロの区間を取り除き、途切れた最後のフレームを削り、ID3v2のサイズとXing・Infoヘッダーを補正します。
- 音声フレームは再エンコードせずそのまま残し、結果は新しいファイルとして保存します。
- 削除したMP3、WAV、FLAC、OGG、M4Aをシグネチャ検索で先に復元でき、壊れたMP3・WAVはそのまま修復に回せます。
- オフラインで動作し、個人利用は無料で、ファイル数の制限もありません。
FileFix Ultimate は個人利用なら無料で、オフラインで動作し、復元元のドライブには書き込みません。業務利用にはPC 1台ごとに1年間のライセンスが必要です。実行前に署名を確認してください。
よく寄せられる質問
MP3が毎回まったく同じ場所で音飛びするのはなぜですか?
ファイルのその位置に壊れた、または無効なデータがあるからです。プレーヤーはそこでフレームの並びを見失い、次の有効なフレームを探します。そのデータを取り除くと、たいていつっかえがごく短いきれいな飛びに変わります。
短い曲なのに1時間以上と表示されます。直せますか?
たいてい直せます。XingまたはInfoヘッダーが別の長さを記したままになっています。実際のフレーム数から補正すれば、プレーヤーが正しい時間を表示します。
修復でタグやジャケット画像は消えますか?
残すことを目指しています。ID3v2タグは保持し、サイズの情報だけを補正します。タグ自体がひどく壊れている場合は一部の項目が失われることがあるので、音楽プレーヤーで結果を確認してください。
修復で音質は落ちますか?
落ちません。有効なフレームはそのままコピーし、再エンコードはしません。無効なバイトを除き、ヘッダーを書き直すだけです。