今すぐ行うこと
- 元のファイルを別のディスクにコピーし、コピーだけで作業します。
- 同じ機器・同じ解像度、フレームレート、コーデックで録画した短い正常な動画を用意します。
- 両方のファイルを破損ファイルの修復に追加して、インデックスを再構築します。
修復の手順
元のファイルを保管する
中断されたファイルをカードからPC上の別のディスクにコピーします。元のファイルはカードに残し、そのカードには何も新しく録画しないでください。
中断されたことを確認する
ファイルサイズが録画時間に見合っているのに再生できない、長さがゼロと表示される場合は、録画が中断された可能性が高いです。FileFix Ultimateの構造チェックはmoovボックスの欠落を報告します。極端に小さなファイルは、データがほとんど書き込まれていません。
参照用の動画を用意する
同じ機器で同じ設定(解像度、フレームレート、コーデック、手ぶれ補正)で撮った正常な動画が必要です。手元になければ、同じ設定で別のカードやPCに10秒ほど録画してください。
修復を実行する
破損ファイルの修復で中断された動画を選び、参照用の動画を指定します。参照動画の構成をもとにフレームの位置を探し直し、新しいインデックスを作り、新しいMP4またはMOVファイルとして保存します。
結果を確認する
修復したファイルを再生します。最後の数秒が欠けていたり、音声がわずかにずれていたりすることがあります。結果は検証状態とともに正直に表示されます。
同じ機器の参照動画が必要な理由
MP4やMOVのmoovボックスには、コーデックの設定と各フレームの位置とサイズが記録されています。多くのカメラは、録画が正常に止まったときにこのボックスをファイルの末尾に書き込みます。録画が中断されると、これがまるごと欠けてしまいます。
コーデックの設定は機器や録画モードによって異なるため、同じ機器・同じ設定で撮った正常な動画から取り出す必要があります。フレームの位置は、動画データを先頭から読み直して探します。設定の違う参照動画を使うと、映像が崩れるか、修復に失敗します。
途中で切れたファイルとの違い
コピー中に途中で切れたファイルや、復元後に末尾が欠けたファイルは、インデックスが先頭にあってもデータが足りないことがよくあります。このように途中で切れたMP4は、インデックスを短くして、残っているデータまで再生できるようにして直します。詳しくは破損した動画の修復ガイドで説明しています。
修復できない場合
- 同じ機器・同じ設定の参照動画が用意できない。
- 録画開始直後に止まり、動画データがほとんど書き込まれていない。
- カード上でファイルが断片化し、別の動画データと混ざっている。
- 機器が独自形式や暗号化された形式で録画している。
FileFix Ultimateでできること
- バージョン1.0.4から、参照用の動画を使って、moovインデックスのないMP4やMOVファイルを再構築します。
- バージョン1.0.4から、途中で切れたMP4ファイルを再生できる部分まで直します。
- 結果は常に新しいファイルで、元のファイルは変更しません。
- 構造チェックで、インデックスの欠落、メディアデータの欠落、途中切れを先に報告します。
FileFix Ultimate は無料で、オフラインで動作し、復元元のドライブには書き込みません。実行前に署名を確認してください。
よく寄せられる質問
録画中にバッテリーが切れて、動画が再生できません。
録画が正常に終わらなかったため、インデックスがありません。同じ機器の正常な動画でインデックスを再構築すると、再生できるようになることがよくあります。
参照用の動画はどんな動画でもよいですか?
いいえ。同じ機器で、同じ解像度、フレームレート、コーデックで撮ったものでなければなりません。設定が違うと修復に失敗します。
「moov atom not found」というエラーが出ます。
インデックス(moovボックス)がないという意味です。中断された録画の典型的なエラーで、参照用の動画を使って修復できます。
修復すると元のファイルは変わりますか?
いいえ。修復結果は新しいファイルとして保存され、元のファイルはそのまま残ります。