今すぐ行うこと
- 失えないファイルがあってバックアップがないなら、先に復元してからCHKDSKを実行します。
- Windowsがスキャンして修復を勧めたり、フォーマットが必要と表示したりしても、ひとまずキャンセルします。
- カチカチ音がする、状態の値が悪い場合は、ドライブイメージを作成してイメージから復元します。
- ドライブが健康でデータがバックアップ済みなら、CHKDSKを先に実行しても問題ありません。
安全な順番
修復の案内はいったん閉じる
Windowsがドライブに問題があるとしてスキャンと修復を勧めたり、使う前にフォーマットが必要と表示したりしたら、そのメッセージを閉じてください。どちらもファイルを取り戻すものではなく、どちらもドライブを書き換えます。
ドライブの状態を確認する
FileFix Ultimateでディスクの状態とツールを開きます。危険と表示される、カチカチ音がする、接続が切れ続けるといった場合は、ドライブイメージを作成(不良セクタをスキップ)で別のディスクにコピーし、以後はイメージを使います。
別のディスクへ復元する
削除ファイルの復元を開き、ドライブまたはイメージを選んでスキャンを始めます。スキャンはドライブに書き込まず、読み取るだけです。必要なファイルは別の物理ディスクに保存します。
復元したファイルを開いて確かめる
大切なファイルを新しい保存先から開いてみます。レポートには検証済み、部分復元、未検証の区別が表示されるので、元のドライブに手を加える前に、まだ何が足りないかがわかります。
それから修復かフォーマットをする
データが安全になったら、管理者のコマンドプロンプトで chkdsk X: /f を実行するか(Xはドライブ文字)、ドライブをフォーマットします。エラーが何度も再発する、状態が悪化するといった場合は、修復を繰り返すよりドライブを交換してください。
CHKDSKがディスク上で書き換えるもの
CHKDSKはファイルシステム自身の管理情報を点検します。NTFSのMFT、FAT32やexFATのアロケーションテーブル、フォルダのインデックス、空き領域の記録などです。つじつまの合わない箇所があれば、ボリュームを整合した、マウントできる状態に戻すのが目的です。そのために、壊れたレコードを指すインデックス項目を削除し、持ち主のわからないクラスタを解放し、はぐれた断片をFOUND.000フォルダのFILE0000.CHKのような番号付きファイルに変えます。
その後ボリュームは再び開けるようになりますが、ファイルの中身と名前・フォルダを結び付けていた記録は消えているかもしれません。その後に復元スキャンをすると、同じデータがシグネチャでしか見つからず、汎用的な名前でフォルダ構造もないことがよくあります。CHKDSKの前なら、元の構造を読めた可能性が高いのです。すでにCHKDSKを実行してしまった場合は、CHKDSK後に消えたファイルの復元ガイドでFOUND.000とCHKファイルの扱い方を確認してください。
CHKDSKを先に実行してよい場合
CHKDSKが無害なことも多くあります。取り外し操作をせずにUSBメモリを抜いただけでドライブ自体は健康、Windowsがチェックが必要と表示しているだけ、という場合は、修復はたいてい未完了フラグを消す程度で終わります。大切なファイルがすべてバックアップ済みのときも同様です。
NTFSで /f を付けずに chkdsk X: だけを実行すると、問題を報告するだけで修正はしないため、状態の悪さを知る方法としては問題ありません。RAWドライブでは、CHKDSKはたいていRAWドライブでは使用できないというメッセージで止まります。これも、先に復元して後で修復すべきだというサインです。
よくある失敗
Windowsに聞かれた瞬間に、習慣でスキャンして修復を押してしまう。すでに遅い、あるいはカチカチ鳴るドライブに chkdsk /r を一晩かけ、全セクタを読ませて弱い箇所を何時間も再試行させる。Windowsに言われるままフォーマットし、復元で元のフォルダ構成が戻ることを期待する。次こそ消えたファイルが見つかるかもと、CHKDSKを何度も続けて実行する。そして、復元したファイルを壊れた同じドライブに保存し、まだ取り戻せたはずのデータを上書きしてしまう、といったものです。
先に復元しても足りない場合
- CHKDSKやフォーマットがすでに実行されていると、書き換えられた構造は元に戻せません。シグネチャ検索で名前なしの中身が見つかることはあります。
- カチカチ音がする、回転しないなど機械的な問題があるドライブには、ソフトウェアではなくデータ復旧の専門業者が必要です。
- BitLockerドライブは、パスワードか48桁の回復キーでロックを解除した後でなければスキャンできません。
- 復元はファイルを外へコピーするもので、ドライブを再び使えるように直すものではありません。
FileFix Ultimateでできること
- 読み取り専用でスキャンするため、ドライブはCHKDSKやWindowsが残した状態のまま保たれます。
- NTFS・FAT32・exFATの記録を読み、残っている名前とフォルダを復元し、失われたパーティションやRAWドライブも探します。
- 不良セクタをスキップするドライブイメージを作成でき、弱ったドライブは一度読むだけで休ませられます。
- 復元したファイルを同じボリュームに保存することを防ぎ、同じディスクの別パーティションなら確認を求めます。
- 個人利用は無料で、復元量の制限もありません。
FileFix Ultimate は個人利用なら無料で、オフラインで動作し、復元元のドライブには書き込みません。業務利用にはPC 1台ごとに1年間のライセンスが必要です。実行前に署名を確認してください。
よく寄せられる質問
WindowsがUSBメモリをスキャンして修復するよう勧めてきます。押してもいいですか?
ほかにコピーのないファイルが入っているなら、メッセージを閉じて先に復元してください。すべてバックアップ済みなら、スキャンと修復をしても問題なく、たいてい警告も消えます。
CHKDSKの処理を元に戻せますか?
戻せません。CHKDSKには取り消し機能がなく、変更前のコピーも残しません。CHKファイルになったものは中身から判別できることがありますが、削除されたインデックス項目は戻りません。
復元ソフトでドライブも直して、そのまま使い続けられますか?
いいえ。FileFix Ultimateはファイルを別のディスクへコピーするだけで、元のドライブには一切書き込みません。復元が終わってから、CHKDSK、フォーマット、交換のいずれかを行ってください。
SSDでCHKDSKを実行しても大丈夫ですか?
健康なSSDなら、すり減る表面がないので通常は問題ありません。ただし順番は同じく大切です。必要なファイルがあるなら先に復元してください。修復によって、そのファイルを指す記録が消えることがあります。